一ツ橋⑦ 事業というのは、その仕事を一番よく知っている人間が
2021年3月25日 日常
事業というのは、その仕事を一番よく知っている人間がやるのが最も良いと思っている。特定の専門的な仕事をやり通した人間というのは、その事業分野で一つの尺度を持つようになる。自分は何が分かっていて、何が分からないかを知っている。また、自分の会社がやっていることはもちろん、他の会社がやっていること、これからやろうとすることも見える。
尺度を持たない人間が、あれこれ口を挟む組織だと生き生きした製品が出にくい。特に技術・研究部門では係長、課長、部長と上にいくほど専門的判断ができなくなる。上司がいつも注意していなくてはならない。
Y社では、完全事業部制を敷いたが、これも一線の判断を生かすためのものだ。大幅に権限を与え、それぞれの部門を自己完結型にし、責任も明確にした。事業部制を実施する基準として、社員の競争意識を高めるために同じ課長でも等級で給料が違ってくる。
このような事業部に適材を配し、業績を評価するのがトップの仕事だ。適材を配する、人材を見つけるというのは言葉でいうのは簡単だが、実行するのは難しい。人を見るのが難しいのは時や場所、状況などによって自分の意識状態が変わるし相手も変わるからだ。
尺度を持たない人間が、あれこれ口を挟む組織だと生き生きした製品が出にくい。特に技術・研究部門では係長、課長、部長と上にいくほど専門的判断ができなくなる。上司がいつも注意していなくてはならない。
Y社では、完全事業部制を敷いたが、これも一線の判断を生かすためのものだ。大幅に権限を与え、それぞれの部門を自己完結型にし、責任も明確にした。事業部制を実施する基準として、社員の競争意識を高めるために同じ課長でも等級で給料が違ってくる。
このような事業部に適材を配し、業績を評価するのがトップの仕事だ。適材を配する、人材を見つけるというのは言葉でいうのは簡単だが、実行するのは難しい。人を見るのが難しいのは時や場所、状況などによって自分の意識状態が変わるし相手も変わるからだ。
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